2011.06.06
土地の高低差
このブログで何度も言っていますが、土地は一つとして同じものがありません。なので値段もそれぞれの複数の要素で決まっています。
その要素の一つ、高低差について。
土地の高低差は接している道路に対して上がっているのか、下がっているのかです。道路と同じで平らなら問題はありません。余計な費用をかけずに、すぐ家が建てられます。それが、地形が山だったり、丘だったりすると法地(のりち)や擁壁になっていますよね。これは見た目ですぐにわかるので、多少の費用がかかる事を前提に売り出されています。
注意しなくてはいけないのが下がっている土地です。私達は『落ちている土地』と呼びますが、平坦地でも、たまに落ちている土地に出会います。草が生い茂っていたり、畑として使っていたりすると、ぱっと見た感じではわかりません。ひーも会社に入った頃は何故か平坦に見えました。先輩や上司が「落ちている」というのを何度も聞いて「これが落ちている土地か」と。
上の写真も一見平坦に見えます。この辺りは地盤のせいか、道路より落ちている土地が多い場所ですが、長年の放置により、雑草が生い茂り、下がっているのかどうかわからない状態です。
こちらも一見してわからない土地です。近所の人が、雑草で覆われるくらいなら、と畑を作っていました。古い街区は一区画が小さく割られ、周りの家との段差が激しいととても見栄えが良くないです。
その地域にもよりますが、地盤も関係しているかもしれません。駅や学校が近くて南向きでも、道路より落ちていたら、価値は下がります。買う方、売られる方はここにも注意が必要です。