2014.12.01
縁とは・・・
今年もまた拾ってしまった・・・。
遡ること約3か月前。忘れもしない、8月26日。
盆過ぎくらいから、2年前に売買でかかわったかた(Kさん)のことを、なぜか時折思い出して行ってみようかな、なんて思っていました。
仕事が忙しくて、気にかかりながらも結局8月26日にお伺いしたら・・・。
玄関先の様子が前と違う。もともとお掃除が得意な方ではなかったけど、なんか変だなぁと感じました。Kさんの飼っていた、三毛にゃんこがさみしそうに玄関のたたきに座っています。
隣の人がちょうど玄関から出てきたので、思い切って聞いてみました。
すると・・・。「あらKさんの知り合いの人?Kさんね、去年の11月に、東京の甥って人が、施設に入れたのよ。猫は3匹いたけど、この猫だけはずっとここにいるんだよね。かわいそうだから、近所みんなで餌上げているんだよね。あなたKさんの知り合いなら、Kさんの弟にこの猫のことを知らせるか、猫連れて行ってやって。」
聞かなきゃよかった・・・。会社に帰り、Kさんの弟に連絡すると、その奥さんがすごいびっくりして言いました。
今日は主人の命日(一周忌)で、さっきお寺さんから帰ってきたばかりであること、主人が猫の面倒を見に姉(Kさん)の所へたびたび行ってたから、猫がひとりでかわいそうなので、おたくに知らせたのかもしれないetc・・・。
ここまで聞いて、まず鳥肌。ここからの奥さんの話に再度、鳥肌!
「私は猫の面倒は見れないし、近所の人は迷惑だからうちに知らせるよう言ったんだろうから、明日にでも保健所に処分してもらうように頼むわ」
や~め~て~!!それが1番嫌なんだってば!って口から出そうになりました。ってことで、結局、私が猫を保護しました。
名前は「さくら」推定12~13歳くらい。
9か月も空家の玄関でKさんを待ち続けた忠猫です。
ずっと家の中で飼われていたのが冬にいきなり外に出され、ひたすら、Kさんを待っていたのかと思うと、せつないですね。
今はわが家の先住犬・猫と一緒にのんびりしています。
ちなみに、さくらは新しい主人としてなぜか息子を選びました。
晩一緒に寝ています。