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自転車デビュー

4月にピンさんからキティちゃんのかわいい子供用自転車をもらいました。

ひーのムスメの自転車デビューです。

下の子とは可哀そうなもので、年長になったのに、お兄ちゃんの自転車を新しく買い換えるまで、乗せなくてもいいかなぁ・・・なんて思ってたり。

でもムスメにとっては待ちに待った自転車。

さっそく時間さえあればもくもくと自転車の練習をしています。

ところが、練習のしすぎか、補助輪がおかしくなってしまい、直すよりとってしまおうということになりました。

先週の日曜日、藻南公園で。

昨日の日曜日は真駒内公園で練習です。

そんなに簡単に補助輪なしで自転車に乗れないと、やっと気付いた5歳児。泣くはわめくは、くっきりはっきり母親ひーに文句を言う。倒れたキティちゃんの自転車を蹴る。

お天気が良いので、のんびりピクニックやウォーキングを楽しんでらっしゃった方々、大変ご迷惑をおかけしました。すれ違う人々、遠くで座っている家族。みんないっせいに私達親子を見ている気がします。

「もう今日はおしまい。そんなに泣いてちゃ練習にならないよ。」爆発寸前のひー。イライラもピークです。

「がえら・な・いー!!!」

そのとき、全身黒尽くめの服装の上品な年配の女性が、話しかけてくれました。

「もう少しじゃない。お母さんもがんばってるんだもの、もう少しで乗れるわよ。」とムスメを励ましてくれました。

大泣きしているムスメを見るに見兼ねたようです。

ところがそれが私達親子にとっては救いの神でした。

ムスメも俄然やる気を出し、単細胞ひーもその気になり、自転車を支え、走りました。

乗れました。

よろよろしながらも、なんとか一人で乗れるようになりました。

「さっきの人のおかげだよね、お礼言いたいよね。」と話していたところ、遠くで黒尽くめの上品な女性が、手を振ってくれています。

「ありがとうございましたー!おかげさまで乗れるようになりましたー!」

本当にタイミングよく話しかけていただきました。

それからも、泣いたりわめいたりがありましたが、とにかくなんとかコツを掴んだので、後はもくもくと練習するのを見守ります。

危なく育児ノイローゼになるところでした。

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