2014.06.13
Vol.2建築家のおもしろがる土地
江別市のM様邸。
M様一家はひと目でこの土地が気に入ったとおっしゃっていました。
ルピナスが咲いていたこの土地は、間口が広く細長い形状です。
土地の西側は一段高くなっています。
奥様にお話を伺うと、
「初めてこの土地を見に来たときに、友人と幼稚園に通う娘がここを走っていた。」
それで決心したそうです。地形に合わせた、細長い家にしようと。
そうしてできた家はこちら。
南側からの直接採光にこだわらず、
平屋にすることによって、
広くとったお庭から間接的に光が入るよう、
あえて北側に大きな窓を採ったそうです。
奥様は音楽家でもいらっしゃり、音楽つながりの建築家に設計を依頼しました。家族のこだわりを随所にちりばめ、建築家の方も施工会社さんも、もちろん、家族のみなさんも、本当に楽しみながらの家作りだったようです。
おうちの中をちょっとだけ拝見。
お嬢さんは今、ここを走っているとか。
お庭も地形を上手に使っていました。 高低差を利用し、立体的でとても素敵です。
幼稚園のお友達、ご夫婦の友人がたくさん集う、そんな光景が目に浮かんできそうです。
もともと新興住宅街で育ったという奥様。
この度、家を建てる土地選びでは、あえて新興住宅街ではないところを探したそうです。古い町並み、色々な世代が住んでいる。近所のお年寄りの方たちが、子供の名前を覚えてくれて、外で会ったら声を掛け合う、そんな子育てをしたいと。
希望通りに周りのお宅は温かいおじいさんおばあさんが住んでいるそうで、M様一家を歓迎してくださっているようです。
M様、ご友人Sさんご協力ありがとうございました。